接骨院のあり方と子供達の未来に。#1【全2回】

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これからの接骨院のあり方とは?子供の未来を考える全国地域育整協会とは?埼玉県飯能市に根付き、行政との連携を進める安川接骨院グループ総院長の安川先生に聞いた。

地域での役割を確立する事がテーマ。

東京に3院、埼玉県飯能市に1院を運営していて、今は飯能市の院で臨床の現場にいます。

コロナの悪い影響はなく、むしろ患者様は増えて、子供達がバッときてくれています。

柔道整復師って、外傷をみるって定義的には場所なんですけど、それだけじゃなくて、

院の地域での役割。

そこをしっかり確立する事をテーマにやっています。

飯能院は、障害者福祉と子供をテーマに。

なので、子供達が学校がなくなって、時間が有り余ってると。

だからこそ、いつも行けないから行こうよと、集まってきてくれています。

安川元也(やすかわ・げんや)/全国地域育整協会代表。安川接骨院グループ総院長。1985年3月生まれ。拓殖大学第一高等学校卒業後、東京柔道整復専門学校へ。卒業後、父の代より30年続く安川接骨院を受け継ぐ。現在は立川院、東村山院、小金井院、飯能院の4店舗を経営。

全国地域育整協会で進める『地域と接骨院の共栄』。

僕2代目なのですが、接骨院って、僕の感覚は親子3代に渡って通ってくれてて、

例えば、学校卒業したら挨拶にきてくれたりとか、子供ができたら、また連れて来てくれたりとか、

そういう環境が当たり前だったので、

接骨院の地域との関わり方とかに自然と触れる事ができていたんです。

しかし、様々な先生方と出会って行く中で、それって当たり前じゃないんだなって。

だけど、そういう風になりたい先生はたくさんいると。

じゃあ、そういうモデルがちゃんと出来るようにアシストしようというのが目的で、全国地域育整協会を始めました。

行政と連携し、飯能市の中学校で特別授業を開催する安川先生。(写真:全国地域育整協会)

もう1つは、地域の予防医療の中で、子供の問題に向き合ってみて、

子供の怪我が多いとか、運動器発達が遅れてるとか、問題が様々ある中で、

解決の行動が示せてなかったり、活動が行われてなかったり。

お父さんお母さんや教育機関の先生達も、

なんか自分たちの子供の頃より今の子供達って弱いよね、なんか違うよね、

だけど何もできてない。

そういう中で、もともと地域に根ざしてるんですが、もう少し子供に特化させて、

柔道整復師の先生達が、子供の怪我だけじゃなくて、子供の成長、子供の発達に広げて、

地域の人達に根ざした活動をして、

それに地域の人たちがその活動に触れて、先生達を頼って来てくれると。

そういう地域の中の『共栄』っていう部分で、

接骨院を中心とした予防医療モデルというものを作っていきたいなと思っています。

行政や教育機関との密な連携を構築。

具体的には、行政や教育機関と連携して、予防講座(健康講座)を行なっています。

学校やスポーツ連盟などとも連携しています。飯能市では、特別授業として、体の話や食事の話をしました。

と同時に、地域でスポーツを教えてるコーチ達に、スポーツ少年団などの認定資格の講師もしています。

地域での発信と、実際の活動は自院で行う、というような形で連携を取っています。

しかし、行政との連携は簡単ではありません。

そこが僕が協会を作った理由でもあるんです。(次回へ続く。3/12配信予定)

全国地域育整協会HPhttps://www.zenkokuikusei.com/

安川接骨院グループHPhttps://www.y-h-i.com/

(取材・寄稿;キロマツ)


第2話(全2話)へ続く。(次回は3/12配信予定)


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