皮膚と物理療法

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さぁ、壮大なテーマに手を出してしまったことを、今更後悔しているハナウエです。どうぞよろしくお願いいたします。



と言っても、小難しいことは言いません。僕の記事はあくまでも整理整頓する記事です。


と言っても、僕が整理するのではなく、あなたが頭の中で整理できるようになる記事です。基本的には、見ただけでは整理整頓なんてできるわけがありません。自分なりに咀嚼して、自分の中で落とし込んで頭に整理して入れておく必要があります。


毎回、僕の記事はマニアックで細かいことを書くこともあるかもしれません。(ほとんどそうかもw)しかし、多くの事象を整理しなければ、上っ面のテクニックだけでは対応できないケースが多く出てきます。臨床ってそうですよね?


理解できなければ、まずパターンにはめ込む施術をするのも良いでしょう。でも、そこから脱却するためにはある程度の情報量を一気にダーーーーーっと落とし込むことも必要です。



ということで、前置きが長くなりましたが本編へと行きましょう。



■皮膚と物理療法の関係


世にある物理療法機器は、殆どが人間の体に当てて行う治療器が多いです。



はぁ?当たり前じゃん?



と思うかもしれませんが、整理していきましょう。


皮膚に直接触れるかどうか?で分類すると…?



1.接触型の治療器

2.非接触型の治療器


世の中にはこの2つの治療器しか存在しません。

では、この接触型と非接触型は何なのか?見ていきましょう。



1.接触型の治療器


読んで字の如く、皮膚に接触して行う治療器のことです。


1.電気治療器

2.超音波治療器

3.衝撃波

4.ラジオ波


これらの機器は、必ず人の肌に触れて施術を行いますよね?


2.非接触型の治療器


こちらも読んで字の如く、人に触れない治療器のことです。


1.超音波治療器(!?)

2.光線治療器

3.マイクロ波治療器


などがこれにあたります。マニアックなところでいうと、磁気刺激装置なども、これに該当するかもしれません。要は、着衣の上から皮膚に直接触れることなく、刺激が入れられる治療器だからです。


あれ?超音波治療器がこっちに入っていますね?


超音波治療器は水の中で使うこともあるので、こちらにも該当としています。

今回はとにかく、皮膚に触れるか?触れていないのか?で、分けて考えます。



■切っても切り離せない物療と皮膚


ということで、物理療法機器は人肌に直接触れて使用する機器が多くあるということはわかります。ただ、触れないにせよ、皮膚を介してエネルギーが伝わるということには代わりはありません。


熱も、冷気も、皮膚を通して身体の中に入ります。


※お尻の穴から入れて使うような治療器に関しては今回は割愛させていただきます。(使ったこと無いし使う予定もないし、需要もないと思うし。笑)また、腸も体の外=皮膚と考える場合もあるかもしれませんが、今回はそういう考えは無しでいきます。ややこしい事を言いましたがスルーしてください。



というわけで(どういうわけや)、物療機器を使うということは、触れていても触れていなくても、皮膚を通して身体に伝わってくる。と言うことはわかりましたね?


当たり前のことですが、ここが結構大事なのでお伝えしています。



■本当にそれ、筋肉ですか?


僕は結構、物療を使う上で質問されるのが


・それって何筋にあたっているんですか?

・電気の深さってどれぐらい入りますか?何筋まで届きますか?

・どうやったら筋肉が緩んで可動性が上がりますか?


と、多くの質問を頂きます。


でも、本当に筋肉なんですかそれ?と思うことが多々あるんですよね。




皆さんも経験があると思いますが、(そんな事考えたこと無いかもしれませんが)電気治療が苦手な患者さんっていますよね?




ほんのチョットしか電気が流れていないのに


患者さん「あー!!もういいです!電気来ました来ました!」

と、いうような感覚の患者さん。いらっしゃると思います。


術者としては


術者「心の声(えー…これだけしか流れないんだったら…効果でないよ…きっと…。)」


というシチュエーションって結構あると思うんです。


でも、電気治療が終わった後に患者さんが


患者さん「いやー!さっきより全然いいよ!!」

という感想を言う人…これ、結構いらっしゃいますよね?居ません?



術者「なんだ、プラセボが働いたのかな?」


と、思ってしまい、そんなもんだろうで終わらせてしまう人…がほとんどだと思うんですよね。




それは本当に勿体ない!!!!!

もったいなさすぎる!!!!!!!

と言うか不幸しか生まれない!!!!!!


という思いがあり、今回はこの記事を書いております。



■この記事を読むべき人とは?


・皮膚についてあんまり詳しくイメージしたことがない方

・物療は全て筋肉へのアプローチだと思っている方

・まだ物理療法機器の存在意義を感じていない方

・物療を使う際に皮膚の事を意識していない方

・物療を馬鹿にしている方




最後の1項目は、物療もそれなりの役割をしているんですよ、というメッセージです。煽りではありませんし、そういうところまで考えてやっているんだぞ?というメッセージです。この記事ではそんなに難しい内容は書きませんので、しっかりとお勉強されている方は読まなくても良いです。


読み物として楽しんでいただける方のみ、ご購読ください!!!




では、参りましょう!!!



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