
今回は、大阪で開業をしている鍼灸師、藤下 知修先生にインタビューさせていただきました。資格取得後、すぐに開業し美容鍼を中心に施術、現在では食いしばりに特化した治療も行っています。今回の Part1では、専門学校卒業後の独立開業とくついてのインタビュー。そして、Part2では、藤下先生自身についてのについてのインタビューをしています。
_ _よろしくお願いいたします!
早速ですが、現在鍼灸院を経営されていますが、そもそも鍼灸師を目指したきっかけなどはあったのでしょうか?
高校時代は将来やりたいことがなく、進路を決めることができませんでした。
そこで、職業適性アンケートで「医療系が向いている」と診断されたのをきっかけに、理学療法士や柔道整復師なども検討しました。しかし、実際にオープンキャンパスへ行ってみたのですが、イマイチでした。
そんな中で参加した鍼灸のオープンキャンパスで体験を受けたとき、肩こりを訴えていた自分に対して、足に鍼を打たれました。「肩がつらいのに、なぜ足に?」と疑問に思いながらも施術後に肩を回すと驚くほど軽くなっていて、その瞬間「鍼灸って魔法だ!」と心を掴まれました。そこから鍼灸師を志すことを決意し、新大阪にある東洋医療専門学校へ進学しました。
_ _まさか、アンケートがきっかけとは思いもしませんでした。笑
そこから、学校卒業後すぐに開業をされていると思うのですが入学当初から開業志望だったのでしょうか?
当初は「30歳で開業」を目標にしていましたが、学生時代のコロナ禍で大きく状況が変わりました。SNSで鍼灸師のコミュニティに出会ったことで、たまたま経営を学ぶ機会がありました。そして、そのまま経営塾で基礎を学び、Zoomでの勉強会に積極的に参加する中で、開業への意欲がさらに強まりました。
卒業時には関東の企業から内定もありましたが、地元の友人から「開業したら絶対通うから」と言われたことが頭の片隅にありました。当時は就職することで、社会経験を積みたいとも考えていましたが、「社会人経験はアルバイトでも積める」という先生の助言もあり、結局は自宅開業+アルバイト勤務+師匠の下での修行という三足のわらじでスタートを切りました。
_ _コロナの時期があったことで、良い方向に大きく変化したのですね。
ちなみに、店舗の名前が「HARRIER」とのことなのですが、これは「鍼」と何を組み合わせた言葉なのですか?
表向きには「鍼(ハリ)」と「アフター」を掛け合わせた造語になります。
実際の理由は当時乗っていた愛車が「ハリアー」だったことです、、、。(笑)
_ _まさかとは思っていましたが、、、。
SNSをみているとずっと美容鍼がメインなのかと思っていましたが、最近は食いしばりの治療がメインにも見えます。HARRIERの強みは美容鍼と食いしばりに対しての施術ですか?
開業当初は美容鍼やヘッドスパなど美容系を中心にしていましたが、最近では美容鍼は競争率が高く「ありきたり」になってきたように思います。そこで注力したのが「食いしばり」への施術です。
患者さんのカウンセリングを振り返ると、多くの方が第2、第3の悩みとして食いしばりを挙げていました。そこから調べてみると、日本人の6割が食いしばりに悩んでいるというデータもあり、「これだ!」と確信しました。さらに、ハワイでの解剖研修で筋肉へのアプローチを学び、日本に持ち帰りオリジナル施術として導入してみました。
その結果、効果を実感する声を多数いただいています。
また、僕自身も食いしばりで悩んでいたので、食いしばりの施術は強みとして売り出しています。
_ _食いしばりが悩みの中でそんなに多いとは知りませんでした!
専門学校卒業して、すぐの開業とのことですが、開業当初の大変だったことや、乗り越えた壁について教えてください。
開業1年目は売上100万円を目標にしていましたが、実際には60万円程度で止まっていました。コロナ禍で自分自身も感染し、2週間休業しました。その時に、学生の時からやりたいと思っていたリゾートバイトを始めようと思い、鍼灸を辞めることに決めました。しかし、「中途半端な状態で誰がついてくるの?!」と当時のメンターの方から言われ、もう一度やろうと決めました、その3か月後に100万円を達成。結果的にリゾートバイトには行かず、2~3年後に従業員ができてからリゾートバイトにいこうと考えていました。
結局、一緒に働く仲間ができてからも行ってないですが笑
2店舗目を立ち上げ、1~2ヶ月間はとても調子よく100万円を超えて売り上げがあったのですが、メインで集客していたインスタグラムのアカウント消され、集客が急落しました、、、。売上が19万円まで落ち込み、広告費で資金繰りも悪化してしまい、親に資金を借りるほどの苦しい時期がありました。その時までは経営を舐めていて、「なんとかなる」と思っていたのですが、それ以降経営を学び直そうと思い、現在の経営へとつながっています。
_ _これまで、たくさんの困難があったと思いますが、現在大切にしている価値観やスタンスなどはありますか?
HARRIERにはこの7つのビジョンを用意しています。
1.主体的に行動
2.信頼残高を増やす行動
3.迷ったら相手に聞け
4.名前を3回言う
5.相手を褒めてから話せ
6.自分の幸せを探して行動
7.刺激と反応の間を意識
コンセプトは『自信がある未来に』
これは患者さんにももちろん伝えていて、患者さんにとってHARRIERは自信がある未来を作れるような場所にしたいと思っています。
_ _今後のHARRIERの展望についてお聞かせください。
あまり、店舗展開は考えておらず今の院をしっかりと継続できるようにしたいと思います。
ただ、食いしばりに関しては、治ることは難しいので今後は歯医者と連携しながら食いしばりの治療に「マウスピース、歯列矯正、鍼」という認識を確立していきたいと思います。
そうすることで結果的に鍼灸師の雇用先すらも増えていくと思います。
加えて、自分はアクティブなので海外での仕事や他の事業など、今後もたくさんのことに
チャレンジしていきたいと考えています。

プロフィール
藤下 知修

東洋医療専門学校 鍼灸師学科卒業
21歳 卒業後すぐ独立開業
ノブ鍼灸salon 代表
本町美容鍼灸サロンHARRIER 代表
ハリアー鍼灸院 阿波座店 代表
化粧品ブランド開発
鍼灸師として後悔せずにやりたい事を全てやるそんな生き方を作り上げていく
Instagram
https://www.instagram.com/nobu_shinkyu
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