誰でも高齢になると若いときに比べ筋肉が低下しやすくなるが、2型糖尿病のある高齢者ではとくにそのリスクが高くなることが分かった。
広島大学の研究グループは、2型糖尿病が筋肉量の低下をもたらすことを解明し、加齢がその関係性を加速させる可能性があることを明らかにした。
加齢そのものを止めることはできないが、筋肉量の低下を防ぐことは、食事や運動などの生活スタイルを工夫すれば可能だ。
「加齢と糖尿病の負のサイクルを防ぐことは、健やかな老後(サクセスフル・エイジング)を達成するために重要です」と、研究者は述べている。